今回は、冷却水(クーラント)のおはなしです。

クーラントとは、水冷のエンジンで使われるエンジンを冷やすために使われる水のことです。

お客様から、この冷却水が漏れている、という問い合わせをいただくことがございます。

どこかが破損などして漏れる、ということもありますが、
よくある事例をご紹介します。

それは、クーラントをためているタンクから漏れる、というものです。
クーラントは、エンジンで熱せられて膨張します。
そこで、冷却水を入れすぎるとクーラントが膨張して圧力がかかり、
あらかじめ用意されている圧を逃がす用の穴から漏れ出るのです。

”クーラントのタンクにちゃんとMAX入れてるけど漏れてきた!”という事例もございます。

それがですね・・・MAX入れたらだめなんですよ。

こちらの写真は、エンジンを熱した状態でのクーラントの水位です。
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MAXまでクーラントが来ていますよね。


こちらはエンジンが冷めた状態の水位です。
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LOWなんです。


つまり、エンジンが冷えた状態でMAXまでいれてしまうと・・・・

そう、漏れるんです


これは、BMWやヨーロッパ車でよくみられる事例です。
設計段階でそういう風につくられています。
実際に正常か異常かの判断はある程度の経験が必要なので、ご心配な方は私たちにお問い合わせください。
日本車だと、冷えた状態で水位を測るように設計されてます・・・ ヨーロッパと、日本の考え方の違いなのです!