3月7日からポルトガルで開催された、BMWの新型車講習に行ってきました。
今回は新型のS1000RRでしかもサーキットを走れるということもあり、わくわくです。
しかし、現地へ行くと、手違いで私のグループ分けがまだ決まっていない!急遽対応はしてくれましたが、案の定初日にサーキットになってしまいました。「この時差ボケ状態でそのままサーキットですかあ?」でもまあいっか。
ということで、講習会場近くのアルガルヴェサーキットへ移動。

ここでご対面~。
S1000RR Mパッケージ カーボンホイールです! 
昨年4月に無塗装の試作車は見ていましたが、完成品では初めて現物を拝みました。雑誌等で見るより全然いい!でも走りはどうなんだろう?わくわく。

ピットに並べられたS1000RRたち。
この後15分3本を走らせていただきました。全く別物です。5500rpm以上で90%以上のトルクを発揮するエンジンはどこからでもトルクが出る感じで、フラットトルクなので私でも10000rpm以上の領域が使えちゃいます。いまのは怖くて回せないけど、今度のは自然に回ってしまう感じです。あ~怖い。
しかも一次旋回がこんなにいいバイクには初めて乗りました。ペタッ、クルッって感じで私でもいとも簡単に向きが変わります。誰でもラップタイム短縮が可能なのではないでしょうか。びっくり。SSがまた一段先の次元に進んだのが私でも感じることができました。
また、電子制御サス、トラコン、ABS等の電気仕掛けが細かく独立して設定できるのも大きなポイント。BMWがTFTディスプレイ化を進めていますが、こういうことでも必要なことなんですね。

次の日はR1250RS、R1250Rに試乗。
特にRは形はあまり変わらないのに、エンジン、足回りの進化の大きさに脱帽でした。すでに発売しているR1250GSでもそうですが、サスペンションの進化には本当に驚かされます。低速時は乗り心地がすごく良くて、スピードが出れば出るほどビシッとしてきます。DDCの効果がはっきりわかると思います。エンジンもとても元気がよくなり、かなりスポーティーになりました。

RSはよりコーナーリングがスムーズになり、エンジンのトルクアップはもちろんですが、ロングツーリングからスポーツライディングまで幅広く楽しめるエンジンに仕上がっています。スタイリングが一番変化したのはこのRSですが、かなりかっこよくなってますよ。

S1000RRは本日正式に発表になりましたが、R,RSは秋みたいです。早く出ないかワクワクします。

いずれの車種も大きく進化しており想像以上の出来でした。これはホントです。
発売されれば試乗車も出しますのでその節はぜひ体感してみてください!きっとショックを受けると思いますよ!